昨日は午後から隣の大学街まで食事に出かけた。もうとうにランチ時は過ぎていたのだが、チャイニーズのbuffetだと16時までがランチタイムなので、そこへ。
このお店へは時々ランチに行く。チャイニーズレストランなだけあって、働いている人たちは皆(たぶん)チャイニーズだ。彼女らは、わたしたちお客には英語で対応するが、自分たちのコミュニケーションには中国語(たぶん)を使っている。で、しょっちゅう何か喋っている。それが店内の端と端のような距離でも。たまに、口調が荒いというか、議論してるのかな?と感じることがある。もちろん内容はわからないけれど。また、よく笑い合ったりもしているので、仕事とは無関係のことも喋っているのだと思う、あくまでも想像だけれど。
昨日もそんな感じで、ウェイトレスはわたしたちに対応した後に、他の同僚たちと何やら喋っていた。声がわりと大きいので、聞くつもりなくともよく聞こえる(ただし内容はチンプンカンプン)。
意味のわからぬ言語というものは、耳にしているとただの「音」だ。アクセントとかイントネーションとかは、日本語や英語のそれとはまったく異質なものなので、尚のこと。変な話、ちょっと気を緩めると、ぷっ・・・と笑ってしまうような響きだ(失礼、
彼女らの中国語会話のBGMの中、夫と食事していて、ふと思い出した。こころさんのバイト先のことだ。
彼女のバイト先のひとつは、大きなカフェのキッチンなのだが、その職場には中国人が多くいるらしい。そして、彼女らは、例に漏れずまぁよく喋るのだそうだ、もちろん中国語で。その「ノイズ」の中で無心に仕事をするこころさん、時々、「口を動かさずに手を動かしてくれー!」と叫びたくなる、と言う。あと、「アメリカの職場で仕事しているんだから、仕事中だけはたとえ同郷の同僚であっても英語で喋るべきー」って。
この話を彼女から聞いたとき、ふと考えてみた。例えばわたしとこころが一緒に仕事したとする(これはけっしてあり得ないことだけれど)。仕事中であれば、わたしたちは日本語では会話しないだろうし、彼女はわたしのことをMomとも呼ばないだろう。では、例えば、わたしが某職場で島っちゅと一緒に仕事していたとしたら・・・?
「ん〜、島っちゅには島口で喋っちゃうかもしれんよ」
わたしがそうこころに言うと、「それとこれとはシチュエーションが全然違うよ!」と返された。そうかなぁ・・・アメリカに来ている中国人同士が中国語で喋るのと、東京に出て来た島っちゅ同士が島口で喋るのと同じような気がするんだけど、、、。
と、ここまで詳しい話は夫にはしなかったのだが、彼女の意見について、夫は、「彼女はキビシイ、ネ、」と言って笑った。"Hahaha, she's gonna be a tough boss!" "Yeah, I think so, too."
とは言え、こんな風なキビシイ(?)娘にしたのはまぎれもない、わたし、か、彼、なんだろうけどね・・・。
でもなぁ〜なんだかなぁ〜キビシクしたってねぇ・・良くはならんことが多いかもしらんよねぇ。。。いや、芯がキビシイのはそれはそれで、良い、たぶん。けど、どこかでゆるさも持ち合わせておかんとね。ほら、ピーンと張ったものって、破けると、たちが悪いでしょう。あと、北風と太陽みたいにね。力まかせにガンガン押したって、相手はより頑なになってしまうだけ。
まっ、太陽の良さがわかるにはまだまだ歳月が要るのだろう。で、もちろん若い衆には若い衆の良いところもあるのだから、キビシサもまた、よしかね。トンガってトンガって、だんだん、とね。
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だいぶん秋めいてきたよ ブルースの大好きな季節♪ |