青空が綺麗だけどキーーーンと寒い朝。気温は28F(-2℃)体感22F(-5.5℃)くらい。
散歩に出て最初の曲がり角のところで背後から声をかけられた。ん?わたしにか?と思いながら振り向くと、少し離れたところで車に乗りかけた女性が何やら言っているのだが、どうも朝の挨拶ではなさそう。思わず、エクスキューズ・ミー?するとその女性、すかさず「あなたの犬はいつもそこでおしっこしてるの?」と訊いてきた。ここでやっと、その女性がコーナーの家に住んでいる方らしいとわかる。そして、んーーーしばし考えた後に、「たぶん、時々は」と答えた。「誰かわからないけど、犬のおしっこのせいで芝生を枯らしてしまうのよ」一応、誰かわからないけれど、と言ってはいるが、やはりクレームだった。救われたのは、このときデューイもコズモもおしっこしてはいなかった、ということ。ただそこらをふふふん、と嗅いでいた。たぶん犬のおしっこの匂いが染み付いているのだろう。ふーむ・・一拍置いてから、「OK」とだけ、言った。なんだかね、せめてもの反抗。ここで日本人的に謝ったらここいら界隈すべての犬たち(&オーナーら)の責任をひとりで背負わされかねない。いや、そこまで非情な責め方はしないとは思うけれど。彼女は「サンキュー」と言って車に乗り込んだっぽい。わたしは犬たちに、「行くよ!」と言って引っ張って歩き出した。ふつふつと、心のなかに塊のような何かが。そこは前庭でもなく、歩道と道路の間だ。もちろんそこも個人の敷地ではあるのだが。それでもなぁ、、、と、もやもや。世の中、犬好きばかりではないことはわかる。以前、日本の都市部では、犬の散歩のときにタンクに入れた水を持ち歩き、犬の排泄後にその水をかけてその場所を洗う、という記事を読んだ。うわーーーと、他人事のように思っていたのだが。
ドッグ・フレンドリーな街に引っ越して来てそろそろ8ヶ月。犬のことで初めて受けたクレームに、ちょびっとしょんぼりしてしまった自分。でも、今、これを書いている足下でコズモはのんびりと眠っている。その様子を見ると、母ちゃんがしっかりせなーと思う。こんなかわいい奴に「悪犬」ってレッテルはられたらかわいそうだものね。