12/16/2020

無題

 





家の中いたるところにDeweyとCosmoがいる。

買い溜めしたCosequinはデューちゃんのためだった。2年くらい前からコジにもあげ始めた。そしてデューちゃんが逝ってからはコジのために使った。毎日、食餌に混ぜて、いつまでも元気でいてね、と話した。

Dog bootsも何足もある。デューイは後脚が悪かったからもう何年も履かせていた。コジは冬の間、雪が深い時や凍っている時に履かせた。デューちゃんがいなくなってからは、デューイのブーツをBevoに履かせた。びぃ坊は初めての体験に戸惑ってはいたけれど、難なく履いてくれた。あまりにも自然で、まるでデューちゃんが戻ってきたようだった。BevoとDeweyの色はてんで違うのに、それでもびぃちゃんはデューイの面影を見せてくれた。日に日にそれは増していった。デューちゃんを亡くした悲しみはびぃちゃんの無垢な魂が癒してくれた。


Rose waterのボトル、Golden raisinsの袋、Detergent、何もかも開ける度、使い始めるたびに月日を書き込む癖が悔やまれる。あぁこの日まだCosmoは元気だった、まだ生きていた、、、そんなことばかり思う。なんで気付かなかった、なんでもっと見てあげなかった、なんでなんで、とばかり思う。



辛い時も苦しい時も悲しみの中にある時も書くのだ、と某作家は言った。それが作家たるものだ、と。書くことで立ち向かえる、だったと思う。わたしはもちろん作家なんかじゃない。悲しかったことを思い出したくない。家中のあちこちにあるD&Cの小さな面影にさえ顔を背けたくなるへなちょこだ。


11月27日はPookieの誕生日だった。お願いぷーちゃん、まだ連れて行かないで、と祈った。27日はぷーちゃんの誕生日のままでいさせて、と祈った。













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